2025.06.30男性 BEFORE AFTER
「変わりたい、でも無理はしたくない。」
「日常に、そのままの自分で馴染むお洒落がしたい。」
——再びサロンを訪れてくださった0さま。
年齢や体型の変化を受け止めながらも、“自分らしさ”の軸を求めての再診でした。
0さまが営むのは、スリランカカレーのお店。
その始まりは、「スリランカで心がほどけたから」——。
静かな自然、ゆっくりと流れる時間、人のやさしさ。
そこで感じた“解放感”が、「この風を届けたい」という想いに変わり、
お店というかたちで結実したのだそうです。
服装にもその感覚は宿っています。
決して気取らない、でも自由と誠実さを併せ持ったスタイル。
まさに、スリランカで感じた“自分に戻る感覚”が、装いにも滲んでいました。
しなやかで穏やか、それでいて渋みのある洒脱さ。
細身のパンツが主流だった以前とは違い、
今は少し“ゆるさ”を含んだラインが、0さまの今にフィットします。
ビビッドな色よりも、淡く深みのある色の重なりが、
目元の柔らかさや、話しぶりの軽やかさを際立たせてくれます。
型にはめることではなく、
その人らしさをそっと引き出すこと。
0さまの佇まいから感じたのは、
ファッションが「語る」のではなく「寄り添う」ためのものになることの美しさでした。