2025.10.12その他
― 第一子・中間子・末っ子、それぞれの“似合う”の探し方 ―
子どもの頃、どんな服を着ていましたか?
自分で選んでいた人もいれば、親や兄姉に決められていた人もいるかもしれません。
実はこの「誰が服を選んでいたか」が、大人になってからの“似合う軸”や
ファッションとの向き合い方に深く関わっています。
私はカウンセリングの際、ほぼ毎回こうお聞きします。
「生まれてきて今日までのファッション歴を、覚えている範囲で教えてください」
その方がどんな服を着て育ち、いつから“自分の選択”が始まったのか。
その背景には、必ず家族や兄弟関係の影響が見え隠れします。
ファッションとは、実は“生き方の記憶”なのです。
第一子タイプは「きちんと見られたい」という気持ちが強く、
服もきれいめ・安心感のあるデザインを好む傾向があります。
子どもの頃から「ちゃんとしなさい」「お手本になって」と言われてきた人ほど、
失敗を避ける“守りのファッション”になりやすいのです。
けれど本当は、その中に少し“抜け感”を入れるだけで、
印象がやわらぎ、内面の魅力が際立ちます。
完璧さの中に“人間らしさ”を許せた瞬間、ファッションは一気に自由になります。
中間子タイプは、上にも下にも合わせながら育つため、
「場の空気を読む」ことに長けています。
どんな場面にも自然に馴染むファッションが得意ですが、
一方で「自分の好き」がぼやけやすくなることもあります。
中間子が持つ“調和の美”は特別です。
ただ、それを他人軸に合わせるだけで終わらせず、
色や素材で「これが私」という一点を入れると、全体がぐっと洗練されます。
末っ子タイプは、愛されキャラで柔軟。
「楽しければOK」「気分で変えたい」と、トレンドへの反応が早い傾向があります。
その感性は魅力そのものですが、“可愛さ”を意識しすぎると幼く見られることも。
本来の軽やかさを残しつつ、素材や色に深みを足すと、一気に大人の品格が増します。
(以上、あくまで一般論ではあります)
服を自分で選ぶことは、
「誰かの価値観から離れて、自分を主語にする練習」です。
「自分で決めて良い」と許可が出せない人が多い。
診断を経て客観的な指標を得ることは、
これまで誰かの価値観に支配されていた感覚を一度リセット、
実は「自分をどう扱うか」という、自己決定に向けてのリハビリでもあるのです。
誰かの影響や、何かの縛りに左右されるのではなく、
“自分で選ぶ”ためのファッション。
生まれ順によって育った感覚を一度リセットして客観視すると、
「本当のあなたの素敵」が、静かに浮かび上がってきます。
服を通して“自分を主語にする”練習を重ねることが、
結果として、内面までも自立へと導きます。
ファッションは、あなたの人生を映し出し、翻訳する“ことば”です。
“似合う”を探すことで、“自分をどう扱いたいか”が見え、
自立した大人の選択へと進めます。
あなたのファッション歴の中に、
これまでの“ファッション迷子”を解くヒントがきっと隠れています。
サロンで、そのお話を聞かせてください。
“自分で決めていい”を体感したい方へ。
カラスタの診断では、骨格・カラー・顔診断を通して
“あなたらしさ”を形にします。
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